PHPのおすすめフレームワーク2020年版


PHPはWEBアプリケーションを開発する際に非常によく使われる言語です。その際、フレームワークを使うとWEBサイトをスピーディに、しかも安全に構築することが可能になります。

ここでは、日本や世界のトレンド、そして求人数の比較から、PHPのフレームワークでおすすめのものを紹介しています。

これからPHPのフレームワークを使ってみようと思う人、PHPを使った仕事を探している人など、参考にしていただければと思います。



[このページの内容]




良く使われる人気のPHPフレームワーク


PHPでプログラミングを行う際に、よく使われる人気のフレームワークを5つ紹介します。

Laravel




非常に人気のあるフレームワークです。マイクロソフトの.NETの開発に関わっていたTaylor Otwell氏によって開発されました。

機能が豊富で柔軟な開発ができるため、大変な人気があります。PHPの人気フレームワークであるSymfonyをベースとしているので、非常にしっかりとした基礎の上に出来上がっています。

MVCモデルを採用していて、同様のフレームワークを使ったことがある人は理解がしやすいでしょう。また、初めてLaravelを使うという人も、各ファイルに記述することが明確になっているので、一度理解すると作業がしやすいでしょう。

人気、実績ともにあるため、どのフレームワークを使うか迷ったら、Laravelから始めてみるというのも良いでしょう。

ライセンスは MIT Licenseです。

公式サイト:Laravel



CakePHP




名前にCake(ケーキ)と入っているように、ケーキを焼くように簡単にWEBサイトが構築できるという趣旨で開発されたフレームワークです。

bake(焼く)というコマンドを用いることによって、プログラムを自動で生成することができます。基本的なWEBサイトのひな形が簡単に作成でき、開発速度がアップします。

CakePHPもMVCモデルが採用されています。それぞれの機能が独立しているので、作業がしやすいでしょう。

ライセンスはMIT Licenseです。

公式サイト:CakePHP



Symfony




2007年に登場したフレームワークです。Yahooで採用された実績があるなど、比較的規模の大きなサイトで採用されるケースが多いようです。

堅牢さに定評があり、多人数が参加するような大きなプロジェクトなどではよく使われます。

SymfonyもMVCモデルが採用されています。

ライセンスはMIT Licenseです。


公式サイト:Symfony




FuelPHP




LaravelやCakePHP、Symfonyよりも後に登場したフレームワークで、これらのフレームワークの長所を取り入れています。そのため、軽量でシンプル、しかも高速な動作が可能ということを売りにしています。

柔軟で学習コストが低いということがメリットです。プログラムを書くにあたって、規約による制限が少ない分、比較的自由度が高いです。ただ、その分コードの統一性がとれなくなる場合も出てくるため、開発規模としては小規模~中規模程度のプロジェクトに向いています。

HMVCというモデルを採用しています。HMVCというのは、Hierarchical model–view–controllerの略です。

ライセンスはMIT Licenseです。


公式サイト: FuelPHP




CodeIgniter




高速な動作で、しかも極めて軽量なことが特徴のフレームワークです。学習コストも低く、インストールやデプロイも簡単で、すぐに使い始めることができます。

現在ではLaravelにその人気を奪われていますが、依然として人気が高く、Laravelよりも多く使われている国が多く存在しています。

軽量で高速、柔軟性が高いフレームワークが好みの人は是非選択してみてください。

ライセンスはMIT Licenseです。

公式サイト:CodeIgniter




日本国内のトレンド


日本国内でPHPのフレームワークのトレンドを調査してみました。下のグラフはGoogleトレンドで検索した結果になります。

日本ではLaravelが圧倒的に人気で、続いてCakePHPとなっています。SymfonyやFuelPHP、CodeIgniterについては同レベルになっています。


Laravel CakePHPSymfony FuelPHP CodeIgniter




初めてPHPのフレームワークを使ってみようという人や、日本でPHPのフレームワークを使った仕事に就きたいと思っている人は、LaravelやCakePHPを覚えておくといろいろな場面で使えることが多いでしょう。




世界のトレンド


続けて世界中を対象にフレームワークのトレンドを調べてみました。

日本と同様に世界でもLaravelは人気のようですね。圧倒的といってもいいでしょう。

ただ、日本と違うのは、2位に位置するのがSymfony、続いてCodeIgniterとなっていることです。日本で人気のあるCakePHPは4番手につけています。


Laravel CakePHPSymfony FuelPHP CodeIgniter





もし、海外で開発の仕事に就きたいというような場合には、LaravelやSymfony、CodeIgniterを知っておくと良さそうですね。




求人数が多いPHPフレームワーク


求人サイトIndeedで求人情報を検索し、PHPのフレームワークがどれくらい求められているかを調査しました。その結果は以下の表のようになっています。

フレームワーク 求人数 
Laravel  2658件 
CakePHP 1765件
Symfony 769件
FuelPHP 326件
CodeIgniter 256件


この結果を見ると、求人数はLaravelが一番多く、次いでCakePHPが2番目となりました。上述したGoogleトレンドの結果とも一致します。

PHPの仕事を探しているのであれば、LaravelやCakePHPを知っておくと、転職や就職活動において選考も通りやすくなり、内定が決まりやすいでしょう。






初心者や他言語経験者が初めてPHPのフレームワークを使うならおすすめはこれ!


ここまででご紹介したように、現在PHPのフレームワークでは、国内・世界ともにLaravelが圧倒的に人気があります。

初心者が初めてフレームワークを使用する場合には、Laravelを知っておくと良いでしょう。人気があるということは、情報量も多くて学習がしやすいですし、困ったことがあっても解決までの時間が短くてすみます。

また、PHPを使った仕事に就きたいと思う場合には、LaravelやCakePHPが使えるようになっていると、求人数が多くて仕事の選択肢が増えます。採用のチャンスが増えるでしょう。転職する際もスムーズにできます。


PHPのフレームワークはMVCモデルを採用しているので、JavaやRubyなどでフレームワークを使った開発経験があると、基本的にはどのフレームワークでも比較的スムーズに覚えることができるのではないかと思います。

他言語の経験者は目的に応じて選択すると良いでしょう。広く使われていて安定したものが良いのであればLaravel、とにかく軽量で高速、柔軟なものが良ければCodeIgniterやFuelPHP、大規模サイトの構築に使いたいのであればSymfonyというように選択すれば良いでしょう。



まとめ


PHPのフレームワークはLaravelが圧倒的な人気を誇っていますので、このフレームワークを知っているとサイトを構築しやすいですし、転職の際にも有利になります。

また、軽量なフレームワークはCodeIgniter、大規模サイトはSymfonyなど、棲み分けができているところもあるので、余裕があればこれらのフレームワークについて知っているとより柔軟な開発ができます。

フレームワークを知っているとサイトの構築がスピーディーになるだけでなく、より安全性を高めることにもつながるので、是非覚えてみてください。