[レビュー]スターサーバーの速度や機能を評価
スターサーバーはWEBサーバーにnginxを採用し、全プランでSSDを搭載した高速に動作するレンタルサーバーです。
PHPの高速設定にくわえて、WordPressの簡単インストールや充実したセキュリティ機能も用意されているので、安心してWordPressを利用したホームページの運営を行うことができます。
また、PHP/Python/Ruby/Perlの各プログラミング言語を使うことができ、データベースはMySQLを利用することができます。
今回、スターサーバーのスタンダードプランにて、各プログラムやデータベースの実行速度を測定したり、機能を使用した内容についてレビューをご紹介します。
初期費用無料、契約期間1年無料延長、独自ドメイン1年間無料などのキャンペーンを実施中です。2021年5月10日まで。
スターサーバー (公式サイト)
このレビューではスターサーバーのスタンダードプランを用いています。
プログラミング言語の実行速度とバージョン
スターサーバーでPHP、Python、Ruby、Perlの各プログラミング言語の実行速度を計測しました。
実行条件は以下の通りです。乱数を発生させる時間を言語ごとに計測しています。
1.乱数を50万回発生させるのに要する時間を計測
2.1を10回繰り返し、その平均時間を算出
3.1~2を1時間に一回実行し、24時間に渡って計測
PHP
スターサーバーでPHPの実行速度を24時間にわたって計測しました。以下にその結果をまとめています。
PHPのバージョンは7.4と5.6を使用しました。
PHPはバージョン7.4が平均5.67ms(1回の乱数発生につき1.13×10-5ms)、バージョン5.6が平均40.36ms(1回の乱数発生につき8.07×10-5ms)となりました。
どの時間帯でも実行速度は安定していました。
PHPはバージョン7.4の方が5.6のものと比べて、約7倍高速でした。PHP7系はPHP5系に比べてパフォーマンスがアップしていますので、PHP7系の方がより高速に動作します。
スターサーバーはPHP7.4、PHP5.6ともに実行速度がとても速いレンタルサーバーでした。どちらのバージョンでも、快適にプログラムを実行できると考えられます。
PHP7.4 | PHP5.6 | |
---|---|---|
平均 | 5.67ms | 40.36ms |
乱数を1回発生させるのに要する時間 | 1.13×10-5ms | 8.07×10-5ms |
スターサーバーで利用できるPHPのバージョンは以下のようになっています。
利用可能バージョン | |
---|---|
PHP 7.X | 7.4 / 7.3 / 7.2 / 7.1 / 7.0 |
PHP 5.X | 5.6 / 5.5 / 5.4 / 5.3 / 5.1 |
スターサーバーでは多くのバージョンに対応しています。PHP7.4 / 7.3 / 7.2以外は非推奨となっていますが、設定を切り替えることによって使うことができます。
バージョンの切り替えは管理画面から簡単に行うことができます。幅広いバージョンに対応しています。
Python
スターサーバーでPythonの実行速度を24時間にわたって計測しました。以下にその結果をまとめています。
スターサーバーでは、Pythonは3.6、3.4、2.7の3つのバージョンを利用することができます。
Pythonの各バージョンの実行速度は以下の表のようになりました。
Python 3.6 |
Python 3.4 |
Python 2.7 |
|
---|---|---|---|
平均 | 150.27ms | 111.49ms | 93.37ms |
乱数を1回発生させるのに要する時間 | 3.01 × 10-4ms | 2.23 × 10-4ms | 1.87 × 10-4ms |
今回は乱数を発生させるという単純な処理しか行っていませんが、Python3.6や3.4よりもPython 2.7の方が高速という結果になりました。
他のレンタルサーバーでも、Python 3系よりもPython 2系の方が速いという結果が出ています。
Ruby
スターサーバーでRubyの実行速度を24時間にわたって計測しました。以下にその結果をまとめています。
Rubyの実行速度は以下のようになりました。
Ruby 2.0 | |
---|---|
平均 | 70.01ms |
乱数を1回発生させるのに要する時間 | 1.40×10-4ms |
スターサーバーではRubyは以下のバージョンを使用することができます。スターサーバーではRubyは2.0のみ使用することができます。Ruby 1系は使用できません。
利用可能 バージョン |
|
---|---|
Ruby 2.X | 2.0 |
Ruby 1.X | - |
Perl
Perlの実行速度を24時間にわたって計測しました。その結果を以下にまとめています。
Perlは平均117.81ms(1回の乱数発生につき2.36×10-4ms)で実行が可能です。
平均 | 117.81ms |
---|---|
乱数を1回発生させるのに要する時間 | 2.36×10-4ms |
スターサーバーで利用できるPerlのバージョンは以下のようになっています。
利用可能 バージョン |
|
---|---|
Perl 5.X | 5.8 |
データベース: MySQLのバージョンと実行速度
MySQLの実行速度を24時間にわたって計測しました。その結果を以下にまとめています。
MySQLの実行条件は以下のようになります。データベースへの接続と実行はPHPを利用しています。
MySQLのバージョン: 5.7
PHPのバージョン: 7.4
<前提条件>
・100万件のデータが登録されたテーブルAを用意。
・インデックスを追加。
<処理内容>
1.上記テーブルAに対して、select文を実行してlike検索を行う。
2.上記テーブルAに対して、update文を実行してデータの更新を行う。
3.1と2の処理を50回繰り返す。
4.3を10回繰り返し、その平均時間を算出
5.1~4を1時間に一回実行し、24時間に渡って計測
MySQLは平均80.13ms(select文とupdate文の1セットの処理につき1.60ms)で実行が可能でした。
24時間の平均 | 80.13ms |
---|---|
select文とupdate文の1セットの実行に要する時間 | 1.60ms |
利用できるMySQLのバージョンは以下のようになっています。
利用可能バージョン | |
---|---|
MySQL 8.X | - |
MySQL 5.X | 5.7 |
スターサーバーではMySQL 5.7が使えます。MySQL 8.Xは使うことはできません。
データベースの操作は、管理画面からphpMyAdminというツールを使うことができます。ブラウザから操作できます。データベースの管理ソフトを使ったことがあれば、直感的に操作できると思います。
スターサーバーではSSHが使えませんので、コマンド入力によるデータベースの操作は行えません。phpMyAdminから実行することになります。
nginxとSSD採用の高速サーバー
スターサーバーはWEBサーバーにnginxを採用しています。nginxは大量の同時アクセスに強いので、アクセスが集中しても快適に利用することが可能です。
また、全プランでSSDが採用されているので高速な動作が可能です。
さらに、PHPの高速化設定機能もあり、WordPressなどを運用するのも快適に行えます。
独自ドメインとSSL 無料のドメインを5つまで追加可能
スターサーバーではレンタルサーバーを申し込むと、ネットオウルのドメインを無料で使用することができます。
このネットオウルのドメイン(サブドメイン)は5つまで追加することができます。他のレンタルサーバーでもサブドメインを無料で取得できますが、1つだけということが多いです。既定のドメインは30種類以上あるので、最大で5つの異なるドメインを設定することができます。
もちろん、自分で取得した独自ドメインを設定することも可能です。
SSLも無料で設定することが可能です。サイトを簡単にSSL化することができます。
SSHは使えない
スターサーバーではどのプランでもSSHを使うことができません。
セキュリティを確保できるということもできるのですが、プログラムを配置するときなどには不便に感じるかもしれません。
データベースはphpMyAdminを利用して、データの投入やデータベースのリストアをすることができます。
プログラムについては、あらかじめローカル環境でプログラムを構築し、サーバーにFTPで配置する形になります。ただ、サーバーでライブラリなどをコマンドラインからインストールする必要がある場合などには難しいかもしれません。
WordPressの簡単インストールに対応し、安心のセキュリティ機能を搭載
WordPressのインストールを簡単に行うことができます。ボタンをクリックするだけで、WordPressが使えるようになります。
WordPressで使用するMySQLは、自動でインストールすることもできますし、すでに作成済みのものを利用することも可能です。
WordPressのセキュリティ対策も整っています。
まず、海外からのアクセスを制限する機能が搭載されています。ワードプレスのダッシュボードや、スマートフォンアプリや外部システムから、リモートで記事の投稿や画像のアップロードを行う際に利用される 「XML-RPC WordPress API」へのアクセス、「REST API」へのアクセスについて、国外からのアクセスを制限する機能が標準でONになっています。
また、ログイン画面で一定回数以上失敗した場合には、ロックされる機能も搭載されています。パスワード総当り(ブルートフォースアタック)による不正アクセスを防止することができます。一度ロックされると、解除されるのは24時間後となります。もちろん、管理者本人がロックされた場合には、これを解除することが可能です。
さらに、大量のコメントやトラックバックが大量に送られてきたり、国外からのものであったりした場合に制限する機能も搭載されています。
セキュリティ機能がしっかりしているので、安心してWordPressを利用することができます。
まとめ
スターサーバーはWEBサーバーとしてnginxや高速に動作するSSDが搭載されていて、高速に動作するレンタルサーバーです。
2週間の無料お試し期間があるので、是非検討してみてはいかがでしょうか。
初期費用無料、契約期間1年無料延長、独自ドメイン1年間無料などのキャンペーンを実施中です。2021年5月10日まで。
スターサーバー (公式サイト)
ツイート |
関連記事
1.スターサーバーの購入契約の申し込み方法
2.スターサーバーのお得なキャンペーン情報
3.WEBプログラミングにおすすめの高速で安定したレンタルサーバー
▲ このページの上部へ戻る