[レビュー]コアサーバーの速度や機能を評価


コアサーバーは全プランでSSDが搭載されていて、高速に動作するレンタルサーバーです。

プログラミング言語はPHP / Python / Perl / Rubyが使えます。中でもPHPはとても高速に動作するので、快適に使うことが可能です。

データベースはMySQLはもちろんのこと、PostgreSQLも使えます。CORE-A以上のプランであれば、MySQLもPostgreSQLも無制限で使うことができるようになります。

今回、コアサーバーのCORE-Aプランにて、各プログラムやデータベースの実行速度を測定したり、機能を使用した内容についてレビューをご紹介します。





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このレビューではコアサーバーのCORE-Aプランを用いています。




プログラミング言語の実行速度とバージョン


コアサーバーでPHP、Python、Ruby、Perlの各プログラミング言語の実行速度を計測しました。

実行条件は以下の通りです。乱数を発生させる時間を言語ごとに計測しています。


1.乱数を50万回発生させるのに要する時間を計測
2.1を10回繰り返し、その平均時間を算出
3.1~2を1時間に一回実行し、24時間に渡って計測




PHP


コアサーバーでPHPの実行速度を24時間にわたって計測しました。以下にその結果をまとめています。





PHPのバージョンは7.4と5.6を使用しました。

PHPはバージョン7.4が平均4.79ms(1回の乱数発生につき9.59×10-6ms)、バージョン5.6が平均41.92ms(1回の乱数発生につき8.38×10-5ms)となりました。

時間帯によって遅くなるということもなく、どの時間帯でも高速で安定していました。

コアサーバーはPHPの実行速度が非常に速かったです。レンタルサーバーの中でもトップクラスで、非常に快適に動作することが期待できます。


   PHP7.4 PHP5.6 
平均 4.79ms  41.92ms
乱数を1回発生させるのに要する時間 9.59×10-6ms  8.38×10-5ms



コアサーバーで利用できるPHPのバージョンは以下のようになっています。


   利用可能バージョン
PHP 7.X 7.4 / 7.3 / 7.2 / 7.1 / 7.0
PHP 5.X 5.6 / 5.5 / 5.4 / 5.3


バージョンの切り替えは管理画面から簡単に行うことができます。幅広いバージョンに対応しています。







Python


コアサーバーでPythonの実行速度を24時間にわたって計測しました。以下にその結果をまとめています。





セキュリティ上の理由から、Pythonの詳しいバージョンは公開できませんが、3系と2系の両方を使用することができます。一般的なPythonユーザーであれば困ることはないでしょう。


Pythonはバージョン3.Xが平均175.21ms(1回の乱数発生につき3.50×10-4ms)、バージョン2.Xが平均143.60ms(1回の乱数発生につき2.87×10-4ms)となりました。

Python2系よりもPython 3系の方が若干遅いという結果になりました。意外な感じもするかもしれませんが、他のレンタルサーバーでも見られる傾向です。今回は乱数の発生というプログラムを実行した結果ですが、使用する関数(メソッド)によっては、Python 3の方が速かったり、逆に遅くなる場合もあると思います。

  Python
3.X 
Python
2.X
平均  175.21ms 143.60ms
乱数を1回発生させるのに要する時間 3.50×10-4ms 2.87×10-4ms






Ruby


コアサーバーでRubyの実行速度を24時間にわたって計測しました。以下にその結果をまとめています。





使用したRubyのバージョンは2.4と1.9になります。

実行速度はRuby 2.4が平均89.60ms(1回の乱数発生につき1.79×10-4ms)、Ruby 1.9が116.67ms(1回の乱数発生につき2.33×10-4ms)となりました。

Ruby2.4の方がRuby 1.9よりも高速に実行することができました。

  Ruby 2.4  Ruby 1.9 
平均 89.60ms  116.67ms 
乱数を1回発生させるのに要する時間 1.79×10-4ms  2.33×10-4ms



コアサーバーではRubyは以下のバージョンを使用することができます。対応しているRubyのバージョンが多いのが、他のレンタルサーバーにはない特徴です。


   利用可能
バージョン
Ruby 2.X 2.4 / 2.3 / 2.2 / 2.1 / 2.0
Ruby 1.X 1.9 / 1.8





Perl


Perlの実行速度を24時間にわたって計測しました。その結果を以下にまとめています。




Perlのバージョンは5.8になります。

Perlは平均132.25ms(1回の乱数発生につき2.65×10-4ms)で実行が可能です。


平均 132.25ms
乱数を1回発生させるのに要する時間 2.65×10-4ms



コアサーバーで利用できるPerlのバージョンは以下のようになっています。


   利用可能
バージョン
Perl 5.X 5.8






データベースの実行速度とバージョン


データベースの実行速度を計測しました。コアサーバーではMySQLとPostgreSQLを使用することができます。

データベースへの接続と実行はPHPを利用しています。MySQL、PostgreSQLともにこの条件を用いています。


PHPのバージョン: 7.4

<前提条件>
・100万件のデータが登録されたテーブルAを用意。
・インデックスを追加。

<処理内容>
1.上記テーブルAに対して、select文を実行してlike検索を行う。
2.上記テーブルAに対して、update文を実行してデータの更新を行う。
3.1と2の処理を50回繰り返す。
4.3を10回繰り返し、その平均時間を算出
5.1~4を1時間に一回実行し、24時間に渡って計測





MySQL


MySQLの実行速度を24時間にわたって計測しました。その結果を以下にまとめています。



 

MySQLは平均41.28ms(select文とupdate文の1セットの処理につき0.83ms)で実行が可能でした。


24時間の平均 41.28ms
select文とupdate文の1セットの実行に要する時間 0.83ms



利用できるMySQLのバージョンは以下のようになっています。


  利用可能バージョン
 MySQL 8.X
MySQL 5.X 5.7


コアサーバーではMySQL 5.7が使えます。MySQL 8.Xは使うことはできません。

データベースの操作は、管理画面からphpMyAdminというツールを使うことができます。ブラウザから操作でき、SQLを入力することなくテーブルの作成や参照ができたりします。もちろん、SQLを直接実行することも可能です。

また、SSHによってコマンドラインで直接操作することも可能です。




PostgreSQL


コアサーバーではデータベースとしてPostgreSQLも使うことができます。PostgreSQLを使えるレンタルサーバーはとても少ないので貴重です。





PostgreSQLは平均56.71ms(select文とupdate文の1セットの処理につき1.13ms)で実行が可能でした。


24時間の平均 56.71ms
select文とupdate文の1セットの実行に要する時間 1.13ms



利用できるPostgreSQLのバージョンは以下のようになっています。バージョン9.6を使うことができます。ただし、PostgreSQL 10 / 11 / 12は利用することができません。


  利用可能バージョン
 PostgreSQL 9.X 9.6
PostgreSQL 10 / 11 / 12 -







独自ドメインとSSL~簡単設定が可能


コアサーバーではレンタルサーバーを申し込むと、**.coreserver.jpというサブドメインを1つ使用することができるようになります。

自分で取得した独自ドメインを設定することも可能です。独自ドメインを別途購入した場合の設定は少し難しく、マニュアルを見ながら設定するのがおすすめです。実際、筆者も初めて設定したときは迷いました。以下の記事に、コアサーバーで独自ドメインを設定する方法を解説していますので参考にしてみてください。

 コアサーバーで独自ドメインを設定する方法


レンタルサーバーを新規に契約するときに独自ドメインもあわせて申し込むと、ドメイン設定も同時に行ってくれるので、購入完了後すぐに独自ドメインでホームページの運営をスタートさせることが可能です。また、WordPressで運用することを考えている場合は、WordPressインストールオプションにチェックを入れることで、WordPressのインストールまで完了させることが可能です。

レンタルサーバーの設定が心配な人は、コアサーバーの契約と独自ドメインの契約の両方をセットで行うとわかりやすくて良いです。





また、SSLを無料で設定することが可能です。独自ドメインを追加する際に、管理画面上でチェックボックスにチェックを入れるだけで良く、とても簡単に設定できてとても便利です。







セキュリティを保ちながらSSHが使える


コアサーバーではSSHで接続することが可能です。コマンドを使って操作できるので、プログラムの管理などが行いやすいです。

SSHやsftpを行う際には、許可するIPアドレスの設定を行う必要があります。ワンクリックで設定できるので便利です。許可されたIPアドレス以外からのアクセスはすべて拒否されるので、セキュリティを高めることができます。

この許可されたIPアドレスは30日間有効となります。30日を過ぎると再設定する必要があります。

 コアサーバーでSSHやsftp接続を行う方法





WordPressを安心して運用することが可能


WordPressの簡単インストールにも対応しています。ボタンを押すことで簡単にインストールが完了します。

ただし、WordPressで使用するMySQLのインストールや初期設定は別途行う必要があります。ただし、上で開設したように、サーバーと独自ドメインをセットで申し込んだ際に、WordPressのインストールオプションにチェックを入れた場合は、申し込み完了と同時にWordPressが使用できます。


コアサーバーでは、WordPressのログイン画面のセキュリティを高めることができます。海外からWordPressの管理画面へのログインを制限することができるので、不正アクセスや改ざんの防止を行うことができます。不正アクセスは海外からのものが非常に多いので、このような機能があるととても安心してホームページを運営することができます。










まとめ


コアサーバーはPHPやMySQLなどが高速に動作するレンタルサーバーです。WordPressの運営はもちろんのこと、プログラミング言語を用いたサイト運営を行うのに最適です。

コアサーバーでは申し込みの際に空いているサーバーを選べるので、より快適な環境で使い始めることが可能です。

30日間の無料お試し期間があるので、是非検討してみてはいかがでしょうか。


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