4度目の受験で合格!ネットワークスペシャリスト試験合格体験記

IPAのネットワークスペシャリスト試験に合格しました。3回不合格になり、四度目の受験でやっと合格しました。
このページでは、合格体験記としてネットワークスペシャリスト試験を振り返り、反省点と合格するために使ったテキストや参考書、勉強法などをご紹介しています。
私の業務経験と受験時の保持資格
私の業務経験
Java等のプログラミング言語を用いて、WEBアプリケーションの開発を行っていました。プログラマーとしてコーディングを行うことが主体ですが、SEとして顧客との打ち合わせを行って仕様決め等を行うことも多かったです。
WEBサーバーの構築を行ったり、サーバーにネットワーク経由で接続していろいろ作業することが多いので、簡単なネットワークや通信技術ならわかるのですが、ネットワークを一から構築したり、通信技術の細かな仕様などは詳しくありませんでした。
保持資格
ネスペの試験に合格した時には以下のIPAの資格を持っていました。
・情報処理安全確保支援士
・応用情報技術者
・基本情報技術者
・応用情報技術者
・基本情報技術者
基本情報から応用情報、情報処理安全確保支援士と順番に取得しました。
順調に見えるかもしれませんが、基本情報は2回落ちていて3回目で合格しています。一発で受かる人が多いとは思うのですが、私はこのテストが苦手でした。
こんな人でもネットワークスペシャリストに受かるので安心してくださいね。
受験結果~4回目の受験でやっと合格できた
2025年4月に受験した試験の結果は以下のようになりました。
ネットワークスペシャリスト試験の結果。
このとき無事合格したのですが、難関の午後Iは61点で合格ラインギリギリでした。危なかったー!
ちなみに、ネットワークスペシャリスト試験は4回目の挑戦でやっと合格できました。3回落ちるとさすがに心が折れかかるのですが、なんとか受かって良かったです。
使い古されて手垢のついた言葉になるのですが、「あきらめないことが大事」です。といいつつも、4回目でダメだったらあきらめようとは思っていました・・・。
この悔しさを覚えておくためにも、実際に受験した4年分の問題冊子は今でも保管してあります(下の写真:クリックで拡大)。
ネットワークスペシャリストの過去4年分(令和4年~令和7年)の午後問題の冊子。クリックすると拡大します。
ネットワークスペシャリスト試験の勉強方法
3回の不合格体験の反省
実際に私はネスペ試験を受験して3回も落ちているのですが、反省点として、次のことを実行していれば一発で受かっていたかもしれないなと思っています。
・過去問は10年分を2~3周する
・問題文の意図を汲み取り的確に回答できるよう練習する
3回目の受験までははっきり言って実力不足でした。ネットワークスペシャリスト試験は範囲が広く、覚えることが多いです。また、問題文を読んで、どのように答えるかがうまくできないことも多かったです。後から解答を見て、頓珍漢な回答をしてしまったなと思うこともよくありました。
私は実務でネットワークを意識した仕事をしているとは言えないので、しっかりと時間をかけて学ぶ必要がありました。過去問をなるべく多く解いて知識を身につけるのと同時に、問題に慣れて出題意図をしっかりつかめるように練習しておくべきでした。
最初の3年はそれが全然足りていませんでしたね。
過去問を解いていると、よくある出題パターンや問われやすいテーマなどが見えてきます。私が勉強していて気がついたのは、VPNやDNS、OSPFなどと一緒に他のネットワーク知識やセキュリティが絡められて出題されることが多いなということでした。
出題されやすいところをしっかり深く学べば自信がつきますし、問題も解きやすくなります。そして正答率が上がります。
このため、過去問はしっかり解いて、それに沿った基礎知識をテキストやネットで勉強すると合格に近づけるのではないかと思います。
使用した参考書
実際に勉強に使った参考書を紹介します。
まずはネットワークスペシャリスト合格教本です。2022年に初めて受験したので、その時に購入したものになります。
このタイプの参考書は毎年新しいバージョンが発売されます。合計で4回受験したのですが、全てこの本だけを使って他の本は買いませんでした。それくらいこのシリーズはよくまとまっています。
実際に使用したテキスト。クリックすると拡大します。
そしてとても重要なのが、日経ネットワークという雑誌です。月刊誌になります。ネットワーク技術について、最新の内容を紹介したり、従来の技術について詳しく解説してくれたりなど、ネットワークスペシャリスト試験ど真ん中の内容です。
購読している日経ネットワーク。クリックすると拡大します。
これは非常に役に立ちました。毎号「ネスペ試験で学ぶネットワーク技術のキホン」というコーナーがあり、過去のネスペ試験を解きながら技術の詳しい解説をしてくれます。
ネスペの過去問を解いていると解説がほとんどなくて困るのですが、この雑誌を見ればかなり詳しく解説してくれるのでとても助かりました。
日経ネットワーク内の記事:ネスペ試験で学ぶネットワーク技術の基本。クリックすると拡大します。
毎回、ページ数としては6ページくらいですが、肝となるネットワーク技術について試験問題から抜粋して解説してくれるのはとても役に立ちました。
日経ネットワーク内の記事:ネスペ試験で学ぶネットワーク技術の基本。クリックすると拡大します。
そして、日経ネットワークは最新の技術もしっかり網羅しています。ネスペの試験はその年や前年に話題になったことが出題されることも多く、日経ネットワークで特集された記事を読んでおいて良かった!と思ったことが何回かありました。午前問題、午後問題ともにあったので、読んでおいて損はないと思います。
実際、2024年には詐欺メール対策として、GmailなどでSPFやDKIM、DMARCHが導入されることがありました。Gmailにもメールを送れるように、多くの企業が会社のメールサーバーの対策をしなければならない状況でした。この技術の詳細を日経ネットワークで特集したことがあったのですが、この号が出た後のネスペ試験で、SPFやDKIMの問題がずばり出題されました。
日経ネットワーク。詐欺メール撲滅大作戦を特集した号では、SPFやDKIMなどのメールセキュリティについて詳細な解説があった。
実際に出題された問題文の一部を掲載します。大問1つの半分くらいがSPFやDKIMに関する問題でした。日経ネットワークの特集を読んでいたので、この問題はスラスラ解くことができました。
ネットワークスペシャリスト試験で、SPFやDKIMといったメールセキュリティ技術が出題された。クリックすると拡大します。
このように、日経ネットワークはとても濃い内容なので、ネスペ試験に非常に役に立ちました。
購読は1年ごとの契約になるので、初期費用がそれなりにかかってしまうのが難点です。ただ、購読者の特典として、バックナンバーが無料で読み放題になります。
過去の「ネスペ試験で学ぶネットワーク技術の基本」コーナーを全部読むだけでも、非常に役に立ちます。私はこれだけでも十分に元が取れたと思っています。
勉強の仕方
色々なやり方があるかと思いますが、まず私は最初にテキストを1周して、どんな知識が必要かをざっと読みました。
そのあとは過去問を解いて、わからないところがあったらテキストに戻ったりネットを見て周辺知識を抑えていく、ということをやっていました。
合格した年は、過去問を10年分解きました。
問題を解いた後は、ノートに間違えた箇所や大事だと思う知識をしっかり書いていくというスタイルです。読むだけで終えてしまうと、私の場合は知識が抜けてしまうので、書くことによってしっかり記憶に定着させていました。
また、日経ネットワークの記事もほぼ全部読みました。最新の技術を抑えながら、「ひょっとしたらここはテストに出るかも?」と意識しながら読むと、しっかり知識が身につくと思います。
まとめ
以上がネットワークスペシャリスト試験の合格体験記になります。
IPAの情報技術者試験は2027年2月を最後に、新試験に移行する予定だと先日アナウンスがありました。
2026年11月に最後のネットワークスペシャリスト試験が行われると思いますが、ここで紹介した内容が少しでも役に立てば幸いです。