レンタルサーバー各社でのPythonの実行方法まとめ


Pythonが使える各レンタルサーバーで、Pythonを実行するための方法をまとめてみました。


[このページの内容]




  

レンタルサーバー各社のPythonの実行パス


レンタルサーバーでPythonのプログラムを実行する場合には、プログラムの先頭にPythonの実行パスを記述する必要があります。レンタルサーバー各社でそれぞれ違いますので、以下の内容を確認してください。


コアサーバー、バリューサーバーの場合


[python 2系]

#!/usr/local/bin/python


[python 3系]

#!/usr/local/bin/python3



エックスサーバーの場合


[python 2.7]

#!/usr/local/bin/python


[python 3.4]

#!/usr/local/bin/python3.4



ロリポップの場合


[python 2.7]

#!/usr/local/bin/python2.7


[python 3.4]

#!/usr/local/bin/python3.4



スターサーバーの場合


[python 2.7]

#!/usr/local/bin/python


[python 3.4]

#!/usr/local/bin/python3.4



さくらインターネットの場合


[python 2.7]

#!/usr/local/bin/python



プログラムのアップロード


続いてpythonのプログラムをアップロードします。

FTPソフトなどでプログラムをサーバーにアップロードしてください。任意の場所で大丈夫です。基本的にどこにプログラムを置いても動くのですが、htmlや画像ファイルと一緒になってしまうと探すのが面倒になるので、専用のフォルダを作っておくと保守がしやすいです。


ロリポップ以外のレンタルサーバーでは、デフォルトでは拡張子が「.py」のままだと動きませんのでご注意ください。pythonプログラムの拡張子を「.cgi」に変更すると動きます。

「.py」のまま動かしたい場合には、.htaccessに1行追加すると動作するようになります。

[「.py」で動かすために.htaccessに追加する内容]

AddHandler cgi-script .py


[ 拡張子のまとめ ]

◆ロリポップ

「.py」のままで大丈夫。


◆ロリポップ以外(コアサーバー、バリューサーバー、さくらインターネット、スターサーバー、エックスサーバー)

「.py」のままだと動かない。「.cgi」にすると動く。
「.py」で動かしたい場合は、.htaccessファイルに以下の1行追加すると動作するようになる。

AddHandler cgi-script .py





パーミッションの変更


アップロードしたプログラムを動作させるためには、ファイルのパーミッション(権限)を変更する必要があります。


パーミッションは700で大丈夫です。どのレンタルサーバーでも動作します。




動作確認用プログラム


参考までに動作確認がとれている簡単なプログラムをご紹介しておきます。Hello Worldという文字列を表示するだけの単純なプログラムです。


2系と3系ではprint文の仕様に変更がありました。3系ではprint "ABC"としているとエラーとなり、括弧でくくる必要があります。ただ、両者ともprint (**)というように、括弧でくくってあげると表示が可能で、保守も簡単になります。


[動作確認用プログラム]

#!/usr/local/bin/pythonなど(各レンタルサーバーの実行パスを入力)
print ('Content-Type: text/html\n\n')
print ("Hello world!")




  

まとめ


ここで紹介している各レンタルサーバーでは、Pythonがしっかりと使えるように整備されていて、とても使いやすいです。実行パスを設定するだけで簡単に実行できるので、とても簡単です。


ただ、使えるバージョンや実行速度に違いがあります。少しでも高速な環境で実行するようにすると、快適に動作するようになります。

以下のページでは、レンタルサーバー各社で実際に実行速度を計測した結果をご紹介していますので、参考にしてみてください。


Pythonが使えるレンタルサーバー バージョンと速度の比較
 



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