WEBエンジニアの年収
WEBエンジニアとして働くときに気になるのは年収ですよね。クリエーター職種なのでかなり稼いでるのでは?というイメージがあるのではないでしょうか。私もWEBエンジニアの一人として働いていますが、私自身の年収はどれくらいかを少しだけ公開しつつ、この業界の年収をご紹介したいと思います。
30代前半のWEBエンジニアの年収
Tech総研の30代エンジニア832人で考察する今どき年収実態のページには、30代エンジニアの年収が記載されています。
その中でWEBエンジニアに該当する項目を抽出してみると以下のようになります。
職種 | 平均年収 | 最高年収 | 最低年収 | 月平均 残業代 |
---|---|---|---|---|
システム開発 (Web・オープン系) |
532万円 | 1000万円 | 200万円 | 47,790円 |
ネットワーク設計・構築 (LAN・Web系) |
647万円 | 1250万円 | 400万円 | 72,857円 |
もちろん、コンサルタント、アナリスト、プリセールスなどでWEB開発が絡むような場合もありますが、直接的な記載があるのはこの2つです。
システム開発(Web・オープン系)がプログラマーやSEなどのWEBエンジニアとして、一般的なものになります。顧客からシステム開発の依頼を受託して、WEBシステムとして開発するというお仕事です。システムの設計をしたりプログラムを書いたり、というような流れです。私の現在の仕事もこのカテゴリになります。
システム開発(WEB・オープン系)の平均年収が532万円で最高年収が1000万円、最低年収が200万円、月平均残業代が47,790円ということです。
30代前半の平均年収が532万円ということで、なかなか良い給料ですね。
私の30代前半のころの年収を紹介したいと思いますが、私がこの業界に入ったのは28歳で、プログラミングはできなかったですし、業界未経験でした。ゼロからのスタートで社員数が30人くらいの小さな会社だったということもあり、私が30代前半のころの年収はだいたい470万程度でした。
Tech総研に書いてある平均年収よりはちょっと少なかったですね。今思うと、もう少し大きな会社に入っていたら、もうちょっと多くもらえていたかなと思います。それでも今の会社ではやりがいを感じていますので、これくらいの差は問題ないかな・・・、と思いたいです。
月平均残業代が47,790円ということは、47,790円×12か月 = 573,480円が年収における残業代ということになりますね。
一方で、ネットワーク設計・構築(LAN・Web系)の方は平均年収が647万円です。年収が600万を越えています。随分高いですね。
この業界にいるとよく分かるのですが、ネットワークの設計や構築を専門にしているエンジニアというのは貴重です。数としてはそれほど多くありません。希少性が高いと、その分給料というのは高くなる傾向がありますね。
残業代を見ると、平均で72,857円/月です。一般的なWEBエンジニアと比べるとやや多くなる傾向があります。
ウェブエンジニアとして高い給料を目指すというのであれば、ネットワークなどインフラ系を狙うというのもありですが、次で見るように30代後半の給料と比較すると面白い結果が見えてきます。
30代後半のWEBエンジニアの年収
同じページに30代前半のWEBエンジニアの年収も記載されています。それを見てみると、次のようになっています。
職種 | 平均年収 | 最高年収 | 最低年収 | 月平均 残業代 |
---|---|---|---|---|
システム開発 (Web・オープン系) |
620万円 | 1100万円 | 300万円 | 67,917円 |
ネットワーク設計・構築 (LAN・Web系) |
656万円 | 900万円 | 400万円 | 50,000円 |
30代前半のシステム開発(Web・オープン系)職では532万円台だった平均年収が620万円にまで増えています。約90万円の昇給です。昇給率が高いですね。
WEBプログラマーやSEを目指す方はうれしいですね。年齢とともに昇給していくのはとてもやる気がアップしますし、うれしいことです。
一方でネットワーク設計・構築(LAN・Web系) の方は656万円で、30代前半の647万円と比べてみるとあまり変わっていません。なぜなのかはよくわかりませんが、昇給率という点で見ると、ちょっと心配だなという気はします。
WEBエンジニアの年収は以上のようになります。実際私もこの業界で働いていますが、実感として、平均年収はそんな感じだろうなと違和感なく受け入れられます。ただ、30代前半でWEB開発をお仕事としていて最高年収1000万という人もいるようで、これはすごいなと思ってしまいます。すごくできる方なのか、それとも残業をいっぱいしているのか、それとも大企業で大きなプロジェクトで働いているのかなどなど、どんなお仕事なのだろうか知りたいですね。
WEBエンジニアは将来性があると思う理由でも書いていますが、WEBエンジニアは将来にわたって活躍できる職種だと思うので、なかなか良い仕事なのではないかと思います。
もちろん、企業によって給料というのは変わりますので、転職を考えている場合には転職企業のエージェントや企業の面接担当者に事前によく確認しておくのが確実です。