故障したノートPCのSSDを初期化して外付けSSDとして使えるようにした方法
先日、ずっと使っていたノートパソコンが急に立ち上がらなくなって使えなくなってしまいました。どうやらSSDに障害が発生したみたいで、ネットを検索して色々試してみたものの復旧せず、結局SSDを自分で新品のものに交換して復旧させました。
パソコンから取り出したSSDが宙ぶらりんになってしまったのですが、1TBもあるので、せっかくなら外付けSSDにして使えるようにしてみました。
このページでは、故障したノートパソコンから取り出したSSDを使って外付けSSDとして再利用する方法について解説しています。
故障したノートPCとSSDの状況
まず、故障したノートパソコンに表示されていたメッセージは、以下の写真のようになります。どうやら、Delta Log Recordというのが悪いようでした。

パソコンを起動するとこの画面が表示され、先に進むことができません。そのため、Windowsに標準で備わっている回復メニューを選択することもできません。
Delta Logというのを調べてみると、どうやらSSDのエラーっぽい感じです。
データ復元ソフトなど色々やってみたのですが復旧できず、結局あきらめてSSDを交換することにしました。
ノートパソコンの蓋を開けてSSDを取り出し、自分で購入したSSDを取り付けて、Windowsの再インストールを行って無事パソコンを使えるようにしました。パソコンを買い替えたり、修理に出さずにすみ、最低限の出費で収まってとりあえずは安心です。
手元には故障したSSDが残ったわけなのですが、データがしっかり保存されているのでこれを捨てるのは怖いです。

なので、どうせならこのSSDをフォーマットしてしまって、外付けSSDとして復活させようと思ったわけです。
外付けSSDとして使うためにはケースが必要になります。SSDをケースに収納し、USBケーブルをつないでパソコンと接続すれば、外付けSSDとして利用できるようになります。ケースだけなら2,500円くらいで買えるので、外付けSSDを新規で購入するより断然お得です。
購入したSSDのケースはこちらです。詳しくはロジテックのSSDケースで外付けSSDを作ってみたの記事に書いていますので、もしよろしければご覧ください。ドライバー不要で、5分もかからずに簡単にできてしまう優れモノです。

これを使って別のパソコンにつないでみたところ、とりあえずは見ることができました。でも、本来1TBの容量があるのに、たった90GBしか認識されませんでした。

ディスクの管理メニュー(Windowsアイコンを右クリックすると表示されます)を見ると、下側の赤で囲った部分では、ちゃんと正常で950GBくらい認識されているのですが、上側の赤で囲った部分をみると90GB程度の容量しかないと判断されています。
そして、下側の赤で囲った部分をよく見ると、10MBの未割り当て領域というのができてしまっていて、どうやらこれが怪しそうです。この部分にエラーがあるため、正常に認識されていないのではないかなと予想しました。
Windowsアイコンを右クリックして表示される「ディスクの管理」をクリックしたときの様子。赤で囲った部分が問題のSSD。クリックすると拡大します。
CrystalDiskInfoというソフトを使ってSSDの状態を見てみると、正常という判断でした。SSDとして物理的な部分では問題なさそうかなと思いました。おそらく、データの異常だけで、ここが直れば使えそうだと思いました。

ちなみに、管理者権限でコマンドプロンプトから「manage-bde -status 〇〇」(〇〇の部分は該当するSSDのドライブ名)というコマンドを発行して、ドライブの暗号化状態を確認してみたところ、暗号化はされていないようでした。
データを取り出せそうな気もするのですが、データ復旧ソフトを使ってもうまくいかなかったこともありますし、SSDを交換してノートパソコンを復旧させたということもあるので、このSSDは完全にフォーマットすることにします。

ノートパソコンから取り出したSSDのフォーマット手順
ここからは、パソコンから取り出したSSDをまっさらにフォーマットして、使えるようにしていきます。作業の流れとしては、取り出したSSDの中にあるパーティションをすべて削除し、フォーマットします。
まず、ディスクの管理を開いて、データが保存されている部分(ベーシックデータパーティション)を右クリックし、ボリュームの削除を選択します。

そうすると、未割り当てに変わります。

ここが未割り当てになれば、残りの部分も削除できるようなのですが、私の場合はできませんでした。
そのため、管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力します。
diskpart

コンピュータ名が表示された後、DISKPART> となって入力を受け付けるようになるので、以下のコマンドを入力します。
list disk

パソコン内のディスク(ドライブ)のリストが表示されます。初期化したいディスクを選びます。間違えるとデータが消えてしまうので、十分に気をつけましょう。
今回の私の場合では、ディスク 2が該当するSSDだったので以下のコマンドを入力しました。
select DISK 2

表示はディスク 2となっていましたが、DISK 2というように入力してもOKでした。
そして、選択したドライブ内のすべてのパーティション情報とフォーマットを削除し、ディスク全体を未割り当て領域にするcleanコマンドを実行します。
clean

これで外付けSSD内はまっさらな状態になりました。ディスク管理で見てみると、下の画像のようにパーティション情報がなくなり、全ての領域が未割り当てになっていました。

ここからはいよいよディスクを初期化(フォーマット)していきます。
ディスク管理の一番左側を右クリックして、ディスクの初期化を選択します。

以下のようなウィンドウが開くので、OKボタンをクリックします。

さきほど、「ディスク2 不明」と表示されていたのが、「ディスク2 ベーシック」と表示されるようになりました。

次に、未割り当てのところを右クリックして、「新しいシンプルボリューム」をクリックします。

下の画像のようなウィンドウが開きます。ここからは画面の指示に従って進んでいけば大丈夫です。「次へ」をクリックします。

ボリュームサイズの設定です。今回はパーティション等は作るつもりはないので、特に何も変更せずに進みます。

ドライブ文字の割り当てです。こちらも変更せずに進みます。

パーティションのフォーマットです。NTFSでフォーマットを行います。

以上でフォーマットが完了しました。

ディスクの管理画面では、下の画像のように正常に認識されました。

最初は90GBしか認識されていませんでしたが、無事に1TBのSSDとしてしっかり使えるようになりました。

これで完成です。1TBの外付けSSDが使えるようになりました。実際、すでに撮りためた写真や動画を保存して、早速活用しています。

まとめ
今回、故障して正常に起動しなくなったノートパソコンからSSDを取り出し、フォーマットすることで外付けSSDとして再利用することができました。
コマンドプロンプトを使って作業するのは慣れていないと戸惑うかもしれませんが、ここで紹介した方法が少しでも参考になれば幸いです。
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