exif情報の役に立つ活用の仕方~WEB上の写真の上手な利用方法


exif情報を持つ写真をブログやSNSにアップするときの注意点のページでご紹介しましたが、exif情報が付属した写真をWEB上にアップしてしまうと、個人情報が漏れてしまう可能性があります。

しかし、逆にexif情報には非常に役立つ活用の仕方が存在します。有効な活用の仕方をすることで、インターネットが非常にさらに役立つツールになるかもしれません。



写真の撮り方の参考にする


まずgoogle chromeというブラウザとそのプラグインEXIF Viewerを使うと、インターネット上にアップされた写真にカーソルを合わせるだけで、簡単にexif情報を表示させることができます。

実際にやってみると、次のようになります。



ここから以下のことがわかります。

機種名:Sony NEX-5R
焦点距離:55mm
f値:f6.3
露出時間:1/640
ISO感度: 100
撮影日時
プログラム名


結構いろいろわかりますね。


写真好き、カメラ好きの人だとこのような情報を見ると、とてもうれしくなるのではないかと思います。これを見るだけでも面白いかもしれませんが、カメラの腕を上達させるために、exif情報を利用しない手はありません。


たとえば、ネット上でいいな!と思う写真を見つけたとします。これはどんな条件で撮ったんだ?と気になることもあるでしょう。露出時間はどれくらいか?だとか、被写体からの距離はどれくらいなのか、ズームはどれくらいかということを、exif情報から読み取ることができます。


「いい写真だな。これはいいカメラで撮ったに違いない。」と思ったものが、機種名を見て、意外と普通のカメラで撮ったことがわかるということもあります。工夫次第でいい写真が撮れるということがわかり、写真撮影の技術を磨こうという気になることもあります。


写真の技術向上という意味で、exif情報は非常に有益です。実際、このような形で写真の撮り方を勉強されている人がいらっしゃるようです。


また、exifにはGPS(位置情報)が付随することもあります。この場合は、上記のカメラ情報に加えて、赤でGPSの文字が表示されるようになります。




赤字のGPSの部分にカーソルを当てると、下のようにGoogle Mapが表示されます。写真の撮影場所が表示されるというわけです。




写真をネット上にアップする場合は、自宅の場所などがこのGPS情報によってわかってしまうという可能性があるのでとても危険なのですが、写真撮影の技術向上という観点から見るととても有益な情報になります。


風景写真を見て「いい写真だな。どこから撮ったんだろ?」と思うこともあると思います。exif情報にGPS情報が埋め込まれている場合には、位置情報を確認することによって絶好の撮影スポットを見つけることができるようになります。



おいしそうな料理のお店情報を得る


ブログなどを見ていると、おいしそうな料理の写真が載っていることがあります。自宅の近くにありそうだということがわかれば、今度行ってみようと思ったりします。ただ、正確なお店の場所の地図を合わせて載せていてくれればうれしいのですが、そうでないことも多いです。


お店の名前から検索してみるのも何かと手間で、ついつい後回しになってしまい、結局行くことなく終わるということも多いです。


そのようなときに、写真にカーソルを当ててexifのGPS情報が付随していればとても簡単にお店の場所がわかります。


そうやってグルメ情報を増やしていくというのも面白いと思います。



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